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2007年9月27日 (木)

安ければ良いというわけでは無い

仕事の話なので、またいろいろ置き換えてお話します。
そのものズバリの話は書けない書けない。

A店:超高級店。行列の店。業界単独1位。
B店:小粒ながら頑張ってる店。業界2位あたり。3位以下と泥仕合状態。

A店とB店、両レストランのコース料理を見比べていたのですが、A店は思った通り、すごい金額。

【参考】
A店コース料理 3万円
B店コース料理 1万5千円

B店で食べようかなあ?と9割思っていたのですが、A店のシェフが

「1万5千円にします。どうか、ウチで食べてください。」

と提案してきます。しかし私の心の中は上記のごとく9割B店でしたので、諦めてもらおうと思って、

「1万2千円ならOK」

と言ったんです。

そしたら、A店のシェフがA店オーナーに掛け合って

「その金額でやります」

と言ってきました。・・・しまった・・・

A店を断る理由が無くなったわけです。儲け度外視の販路拡大作戦なんでしょう。また自社製品にそれだけ自信があったのだとも思われます。
「次回以降は若干元値に近づいても、また客は来てくれるはず」
という自負がそうさせるのでしょう。

次回以降の事はともかく(本当に3万円出してもまた食べたくなる味かもしれませんし)、A店にはコース料理を頼んで、A店のコース料理に無い、B店のコース料理に含まれる1品料理「とこぶしの竜田揚げ」だけB店に頼むことにしたわけです。
この時、B店コース料理内の「とこぶしの竜田揚げ」料金は定価2千円のところコースを頼んでもらうという条件で千5百円にしてもらっておりました。

まあ、A店を選んだのだから、B店の単品料理は定価の2千円に戻るのは仕方ないなと思っていたのですが、B店のシェフは、
「一度千5百円という金額を見せておいて、2千円に戻すのはどうかと思うので、千5百円のままで良いです」
とのこと。
値段を下げてもらっている立場から言うことでは無いですが、こういうのは業界的に長い目でみて良く無い。

頂上にいたA店がB店以下の泥仕合レベルに下りて来て、
「ますます業界の未来は暗いなあ」
と感じずにいられない、そんな一件でした。

「少し値が張りますが、いい物売ります」
という商売が成り立ちにくい現状なのです。

自分で値引き交渉しておいて何ですが、いろんな意味で両店に申し訳なかったなあ・・・と思ったのでした。

複雑な心境・・・

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