ヘラクレスの栄光
↑「ハッ」と思った人はファミコン中毒。
クリスティーさんのポアロ物短編集「ヘラクレスの冒険」を読みました。
短編集は、やはり私に向いてないようです。なんか、じっくりとした長編を読みたい。
ただ、今作は、無秩序な短編集ではなく、冒頭でポアロさんが、「よし、今から12の事件を解決しよう。いいぞウヒヒ」と起案するところから始まるので、細切れな長編と見れないこともない。
あらすじ【ヘラクレスの冒険】
探偵業を辞めてカボチャ農家になろうかと真剣に考え始めたポアロは、「よしじゃあ今からヘラクレスの12の難行にちなんで、私エルキュールも12の事件を解決しよう。そして引退だ」と意気込むが、以降の作品群を見るにつけ、引退はしてない。
※エルキュール(ヘラクレスのフランス語表記)
アクロイド殺しの事件の際、カボチャ栽培やってましたけどね。軌道に乗らなかったんでしょうね。
一応、見立てものっぽく、
01.ネメアのライオン
02.レルネーのヒドラ
03.アルカディアの鹿
04.エルマントスのイノシシ
05.アウゲイアス王の大牛舎
06.ステュムパロスの鳥
07.クレタ島の雄牛
08.ディオメーデスの馬
09.ヒッポリュテの帯
10.ゲリュオンの牛たち
11.ヘスペリスたちのリンゴ
12.ケルベロスの捕獲
という12の事件をポイポイと解決していきますが、正直ムリヤリ感はぬぐえないです。
ネメアのライオンはたとえとしては上手かったですがね。
ちなみに10編以上の短編が集まると、どうしても1回はグラディスさんが出てきますね。
最近クリスティーさんの小説読んでて、「グラス」という単語が出てきただけで、「グラディス?」と脳が反応して困ります。
短編集としてはアイディア満載で面白いのですが、やはり個人的には冒頭に書いたように、重厚な長編を読みたいです。
お次は「邪悪な家」を読みます。
ラスト・トミー&タペンスの「運命の裏木戸」を読みたいと、内なる何かが叫んでいる…
続きを読む以降は備忘録。
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